2014年10月29日
モバイル市場の競争環境促進
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おはようございます。今朝は南太田駅にて、きしべ県会議員、いとう南区市政担当副幹事長と、早朝駅立ちから。日陰なので寒かったです・・
ところで、先日ようやく、スマホをiPhone6に変えました。ぼくの場合、日本でソフトバンクがiPhoneを始めて導入したときにすぐにiPhoneにした後、家庭の事情(家族割りなど)でドコモの別のスマホに変えたという特殊な遍歴でしたが、ようやくiPhoneにもどりました。
しかも、今回はMVNOを自ら採用して、月々のスマホの使用料を972円に抑えてみました!ぼくが選んだのはOCNモバイルONE。これオススメです。みなさんもぜひ検討してみるといいと思います!
そもそも、日本の電話料金・スマホ料金は世界的にも高すぎます。ぼくは経済産業省時代から、情報通信市場の競争環境整備に取り組んできましたが、日本はモバイルマーケットを大手3社で寡占し、公共の電波を使って競争の少ない市場で極めて高い利益を3社ががめすぎています。たとえばぼくがアメリカに住んでいるときの携帯電話の料金は月々2−30ドル程度でした。また、昨年、総務省が発表した世界7カ国における電気通信サービスの価格差調査でも、スマートフォンの利用料金で日本は3番目に高く、データ低利用(ライト)ユーザーに限っては世界で最も高額であるとされています。iPhoneなんかだと、各社とも「機種代無料!」と銘打って、その代わりに他機種より割高なiPhoneプランを用意し、2年契約縛りで元を取るというか、元以上の利益をとっています。
そこでモバイル市場の競争を進めるためにやっているのがMVNO(仮想移動体通信事業者。Mobile Virtual Network Operator)。ちょうどぼくが経産省の情報政策課にいた時代に、総務省に競争環境整備のためMVNO導入をと攻め続け、2001年に制度化されたもので、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けて(再販して)サービスを提供する事業者のことです。
このMVNOが、長年にわたる制度改正、参入障壁の除去などによって、最近ようやく、ぼくの選んだOCNのNTTコムや、ビックカメラ、ヤマダデンキなどの家電量販店、ヤフーモバイル、それからパンダ等のベンチャーなどなど、既存の通信キャリアではない事業者がMVNOを活用して格安スマホに参入し、月々の利用料金が1000円を切るサービスなどがでてきています。これは、競争促進の観点で非常に歓迎すべき状況です。
海外では、MVNOが移動体通信の料金競争をリードしています。日本でも、政策的にはMVNOの競争環境をより強化すると同時に、消費者側が「賢い消費者」になって、安いモバイルを選択することで市場環境はいっきに変わります。
電話に月々1万円弱も支払うのは大変です。みなさんもぜひご検討されては??
三村和也