三村 みなさんこんにちは。今日は日曜日のゴールデンタイム?に集まって頂いてありがとうございました。ご存知のように、ぼくは選挙前から、タウンミーティングを開催していますが、選挙の後、これから次の選挙までの間も、出来れば毎週1−2回、こうした形でタウンミーティングを開いて行きたいと思っている。ぼくのタウンミーティングの特徴は、一方通行ではなく、インタラクティブなところです。「未来会議」形式と呼んでいるのですが、みなさんに、4つ以内で、「今最も関心のある事」を上げて頂き、2分以内でプレゼンしていただく。最初にぼくがやり、その次に秘書の小野島クンがやっていくので、最初は慣れないかもしれませんが、やってみると絶対に面白いので、是非挑戦してみてください。もちろん、無理のない範囲で。
今日は、未来会議形式のタウンミーティングへ参加いただくのが2回目の方もいらっしゃいますが、その方々も、今現在の関心事はまた違っているでしょうから、ぜひ今日現在の関心事をプレゼンしてください。
それでは、ぼくから始めます。
ぼくからは、「来年度予算」「cop15」「普天間」「政治家とは?」の4つを今最も関心のあるキーワードとしてあげたいと思います。
まず、「来年度予算」。これは今、民主党から政府への要望がマスコミではかなり取り上げられています。特に、マニフェストの変更にあたる部分、つまり、子供手当への所得制限と、暫定税率の維持が問題になっています。これに関して、ぼくが今日ここで強調したいのは、ぼくは選挙の「前」から「財政規律を守った上で、マニフェストを実行することが大切」と一貫して主張して来ました。今、一般税収が前年から2割以上も落ち込むという、財政上の非常事態となっています。ですから、結論から申し上げれば、今回のマニフェストの変更、子供手当への所得制限と、暫定税率の維持については、「賛成」です。ただ、よくある「マニフェスト至上主義は良くない」といった論調には、反対です。それでは旧政権と同じになってしまう。現下の緊急事態の財政状況に鑑みて、「財政規律を維持した上で」マニフェストを執行していく。一方で、国民との約束であるマニフェストは、4年間の任期をかけて実現していき、その成果と評価は、次の総選挙において国民に判断してもらう、というのが筋です。
次に「cop15」。これを上げたのは、「環境外交」は我々の世代の政治家の使命ではないか、という意味です。今日の新聞にも載っているように、今回のコペンハーゲンでは、数値目標は合意されていない。これからの時代、CO2を世界全体で減らさなければならないのは厳然とした事実。それにはどうしたらいいかと言えば、「多く排出している所を削る」こと。すなわち中国と米国。さらには、新興国だ。日本は「最も上手く化石燃料を使う国」であり、GDP1単位あたりの排出CO2量は極めて小さいし、CO2の排出量も全世界の4%程度でしかない。つまり、日本がいくらがんばったって、世界全体のCO2は減らない。だから「外交」となるが、これはまさに私の世代の政治家の仕事である。外交は相手国のあることだから、日本が国際政治における地位を高めていって、外交力を駆使し、地球環境を守る。付随的な効果として日本の環境技術を世界のデファクトスタンダードにしていく、などだ。
次に「普天間」。これは「日米安保」と置き換えても良い。政権交代したのだから、新しい日本のリーダーは日本の国益をぶれずに外国に対して主張するのが、国際社会の常識。外交においては、内政もそうだが、方針を明確に示してぶれないことが大事。新しい移転先を探すのであれば、米軍のトランスフォーメイション自体を再考しなければならない。日米の現状のパワーゲーム的には、厳しい面もあるが、極東の安全保障を冷静に考えた場合、決して暴論ではない。
最後に「政治家とは?」というキーワード。国会議員になって3ヶ月だが、与党の国会議員であっても、政策を実現するには、やはり決定権を持つポストに付く事が必要条件であると感じる。今、新政権になって、新しい政権のあり方を試行錯誤しているが、来年の通常国会からは、私も含めて新人の議員も活発に政策決定に関与していき、オープンな形で政策を形成することが大事だと感じる。
Aさん
宜しくお願い致します。私のキーワードは、普天間、中国、経済、体重となります。第一の普天間については今現在も色々な党があそこがいい、ここがいいといってそれぞれ正義はあるのでしょうが、ここで首相のリーダーシップというか、どう決めるかはさておき、こう!という方針を示すという事が重要なんじゃないかなと思います。
第二の中国という事なのですが、つい先日も小沢幹事長が中国に600人引き連れて行きましたが、是非はさておき良くも悪くも中国が大きくなる中で、アメリカとの関係というか外交上でうまくバランスを取りながらやっていかなくてはいけないと思います。
経済に関しては皆さん御存知の通り、この厳しい経済状況の中でどう対策をしていくのかという事なのですが、特に国のお財布というか財源も限られていく中で、どうやりくりしていくかという事が重要だと思います。
最後に体重なのです最新で量ったところ104kgありました。これを頑張って100kg切るようにしたいです。以上です。
Bさん
Bといいます。私の頭の中は南高の中高一貫化、それしか頭に御座いません!
Cさん
Cです。1つ目が年末の仕事、2つ目が箱根駅伝、3つ目がピアノで四つ目が鳩山首相です。
2つ目ピアノは今ピアノ習ってるんですが、ピアノの先生が実家に帰るという事でお稽古が出来なくなりましたので新しい先生を紹介しますと言われたんですけが、続けるべきなのか、なかなか練習する時間も無いし、派遣で仕事をしているのでお給料も上がらないので、今、続けるべきか悩んでいます。3つ目の箱根駅伝ですが、私は箱根駅伝が大好きでいつもテレビで見ているのですが、今年は箱根に宿が取れまして!!見に行くことが出来るチャンスを与えて頂いたのでどこでみようかとかゴールで見ようか、楽しみに考えています。最後は鳩山首相です。一応4つの中で1つだけ書いた方がいいかなと思って書いたんですけど、選んだのは私達なので、誰がやっても大変な事だと思うので、とにかく頑張ってもらって三村さん達国会議員の人にも鳩山さんを支えて頑張って欲しいです。以上です。
Dです。
Dです。前回も出させて頂いて4つのテーマもやったので三村さんが先程言っていた政治家とはという事で1つ。
三村さんには、せっかく政権交代したのですから、今まで違う政策の部分で勝負して欲しいと思います。
三村
Dさんの政治家とは、という話大変勉強になりました。
Aさんの普天間の話は要はリーダーシップの問題だ
鳩山首相の話ですが、例えばテレビ、新聞等では支持率が下がったという事ばかりやっていますが、基本的に支持率は下がるのが普通なんですね。今まで過去何代の首相な中でも任期中に支持率が上がった事があるのが小泉首相だけなんですね。それも北朝鮮に電撃的に訪問して拉致被害者のみなさんを連れ戻して来た時なんです。あれが唯一のミラクルだったわけです。ただ来年の7月までに支持率を維持するために、アウトプットが必要だと思います。
小沢幹事長が今回国会議員を140人連れて中国に行きましたけれども、私は地元の予定が入っていたので行かなかったのですが、小沢幹事長自体が中国を非常に重要視していて中国に毎年行く事は非常に正解だと思います。先程の日米関係にも関わりますが、これまで日本の外交戦略は何も無かったんですね。今まではアメリカの言う事を聞いていれば良かった、基地を受け入れて維持費も負担して、それで日本の安全保障は保たれていたから、日本は経済だけでやってこれた。それをこれからは日米関係を変質していかなくてはならない。先ほどのCOP15の話とも絡みますが、日本がこれから環境外交を行っていくためにも、「外交力」を高めなきゃいけない。その為には対米追従だけやってきた日本の言う事などは誰も聞かないので、日本が国際政治の中でちゃんと物が言えるようになるには、中国とのパイプを強くする、それによってアメリカの中での日本の価値も上がる訳です。つまりはアメリカも日本の言う事をより真剣に聞かなきゃいけなくなる。その意味で小沢幹事長の訪中も非常に意味のある行動だと思います。
Fさん
財政収支に関してはバランスの健全化、経済の活性化、国債の発行額とかあると思いますが私の意見として沖縄を特区にして、日本人がハワイに行く感覚でアジアの人が気軽に来れる、もっと行きやすくする事が必要。
マニュフェスト修正も重要な子供手当ての部分や暫定税率の維持だとか、代議士の言う通り、記者会見などで発表していく事が重要。
3党連立も亀井副総理、福島防衛大臣に見えるところもあるので民主党単独政権になって欲しい。
天皇陛下の件も1ヶ月ルールとかありますが、あれはマスコミの騒ぎ過ぎ。たった1週間で政治利用だなんだというのはおかしい。
Gさん
幹事長はどんな人か知りたい、というのも私の母が小沢さん大好きで生の小沢さんを教えて欲しい。
あと今回話題にもなった宮内庁の事を教えて下さい。
Hさん
情報の話については、常にTOPの考えていることが下に伝わるとは限らない。私も管理職をしており、分からなかったら聞きに来いと言うが政治家の人もそうだと思う。ただ問題は外に対してあーだこーだいうのはおかしい。
事業仕分けも良い事はやったと思う。ただそれが実際反映されないとなんで、という事になるので、しっかり説明して欲しい。そうでないと国民が疑問に思う。地方分権もお金の使い方が重要。東京都がお金を持っていて他は持っていない、というのがおかしい。地方はお金があったらやっている。できないものに対してやれと言ってもできない。
Iさん
自民党に辞めて欲しかったから投票したのでマニフェストすべて賛成ではない。生活に困ってる人をまずどうにかして欲しい。その後に高速道路無料などを行って欲しい。
三村から
Fさんの特区の話は今日の新聞にもありましたが中国と台湾のFTAがありましたが、日本は10年以上デフレで経済のパイが小さくなっている。それを大きくするには、もちろんいろんな努力が必要なんですが、外から入れるしか無い。中国とかアジアから人が自由に行き来出来る、観光客を沢山呼んでお金を落としてもらうとか、働く人を入れるようにするとか、勉強する人とか研究者が入れるようにするとか、人を入れていく以外に、日本の経済を大きくする。もしくは維持するには人を入れていく以外には無い。例えば1つは観光。前原大臣が今観光立国でやろうとしていますけれども、また介護や医療は人手が足りない分野で今から伸びていくのは明らかですから、人を入れていくというのが、中、長期的な経済対策としてはやっていかなくてはならない。
マニフェストの修正もすべてディスクロージャーしてやる事が大事。
天皇陛下の特例会見も小沢幹事長の記者会見が挑発的でそれをマスコミがあげつらったという事がありますけども、中身は別におかしい事は言っていない。1ヶ月ルールも霞が関が作ったルールで1週間ずれたからと言ってそれが政治利用だというのはおかしいと思う。
小沢幹事長ってどんな人という件ですが、代議士会が行われる第14控え室の隣が民主党幹事長の控え室なので、「いつでも気軽に遊びに来て下さい」と言われているんですけど、なかなか新人が気軽に遊びに行くにはちょっと...、私もまだ1度も遊びに行ったことがないんです(笑)
選挙前から、藤井財務大臣とお酒を飲む機会があった。藤井大臣は焼酎のビール割りが好きでガンガン飲むんですが、それを飲みながら言ってたのが、その時は小沢代表だったんですけれども、藤井大臣は小沢の何がいいのか分かるか三村くんと聞くんですね。総理大臣がその他だったらこうだと言っても官僚は言う事聞かないじゃないか、小沢が言ってみろ、みんなビビって言う事聞くんだよ。最近それを実際そうだなと感じることがあります。もちろん賛否両論あって、もっと自由闊達な方がいいという意見もあってそれも正しいんですが、物事をブレずに決める胆力を一番持っているのが小沢幹事長なんだと思います。
献金はぜひお願いします(笑)
事業仕分けに関しては、今やっていたのが来年度予算で時間的な余裕が無かった訳ですが来年やる再来年度予算ではもっと大規模に、すべての予算を仕分けをするという事は徹底的にやらなくてはならないと思います。また事業仕分けはしたけれども、まだ予算は決まっていないんですが、正確に予算には反映しない場合は、説明責任を財務省なり内閣が果たさなければならないと思います。