2012年9月 2日
1年
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「まだ1年か。」というのが感想。東日本大震災からの復興、TPP、行政改革、政治改革、社会保障税の一体改革と政策課題が多くあり、もっと長かったように感じます。
ぼく自身も、この間、政調会長補佐として、共通番号制度の導入(※非常に残念ながら、この政局の状況で今国会での成立が危ぶまれる状況。)、政府CIOの設置(これは8月10日に我が国で初めて民間から政府CIOを任命して、行革がスタートしています。)といった課題を進めることが出来たし、また、社会保障と税の一体改革では、党内議論に続けて特別委員会の委員となり、歴史的な国会論戦に参画しました。
さらに、尖閣諸島、竹島といった安全保障上の問題が、周辺諸国の政治情勢の変化期が重なった事もあってこの一年は頻発しています。ぼくも安全保障分野の専門家の1人として、具体的かつ現実的な対応をしてきました。
さて、民主党は9月21日に代表選を向かえます。総選挙もいつ行われてもおかしくない状況ですので、ぼくの考えを少し書いておこうと思います。
野田総理は「決められる政治」をぶれずに進めているという評価があり、その点はぼくも率直に評価すべきと考えます。
一方でふと考えると、政治は決めることが仕事です。右側通行にするか左側通行にするかや、信号が赤の時に「止まれ」青は「進め」だといったルールを決めるのもつきつめると政治の仕事。90兆円の税金の使い道を決めるのも政治の仕事。
それなのに、今「決められる政治」がむしろ評価すべき対象となっているのは、ねじれ国会の中で与野党の不毛な闘争がそれ以下の政治の状況を作り出してしまっている証左であると言えます。
総選挙で国民の皆さんの審判を受けるのも近い今、やはり、その根源を変える必要がある、と思います。それは、野田総理に引き続き重責を担ってもらっての事なのか、もしくは新たな体制を構築すべきなのか、いずれにしても、その点が最も重要であると思います。
ぼくの考えを書くといいながら、あまり書かずに申し訳ないですが(汗)、今、地元横浜でも、有権者の皆さんの意見を聞いて回っているところですので、国民の皆さんの意見をしっかりと受け止めた上で判断したいと思っています。
三村和也