2012年2月 2日
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政調の経済調査会では、経済財政の中長期試算、平成24年度経済見通しと経済財政運営の基本的態度などについての議論。
政府は、閣議決定した財政運営戦略でプライマリーバランスを遅くとも2015年度までに対GDP比の赤字を2010年度の水準から半減し、遅くとも2020年度までに黒字化することを目標としています。
プライマリーバランスというのは、最近ではやや人口に膾炙してきたものの、そもそも極めて技術的な用語ですが、財政赤字というものではなく、毎年の国の収入のうち、国債による収入を除いたものと、毎年の国の支出のうち、国債の償還費及び利払い費を除いたものを比較した数値です。
その進捗状況についてですが、来年度の予算では新規国債発行額が44兆2440億円と、今年度の44兆2980億円を下回っている、としていますが、じつは年金財源に使う交付国債がその外数になっているという問題があります。
これまで毎年毎年税外収入を埋蔵金で掘り当てて来たものの、来年度はもうその埋蔵金も枯渇し、交付国債に頼らざるを得ない状況は異常です。
行政改革を徹底的にする必要がある。そのためにも公務員人件費カットと議員定数削減を実現しなければなりません。
三村和也