2011年7月15日
補正予算に関して
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朝9時から財務金融委員会。マーケット関係者や経済学者の方々を参考人として国会にお呼びし、参考人質疑。
やはり、増税よりも景気回復が税収増に効くという当然の理が強調される。成長戦略は重要だが、政府がこういう成長戦略をすれば必ず経済成長する、といったような夢の話は無いので、やはり政府が確実に出来ることというのはマネーの供給量を増やすこと、つまり金融政策だ。日銀の国債直受けをすれば確実にそうなるのだが、それがダメでも市場に出回っている借換債の日銀引き受けを今以上に大胆に増やすということでも、良いかもしれない。なかなか固い岩のように動かないが、政府として出来ることをやらなければならない。
午後の本会議では、二次補正予算が審議入り。
率直に言って、二次補正予算は、それを出す事自体が目的になっているように感じる。中身は薄い。三次補正の話も出て来ているが、そんなに何度も補正を出す必要があるのか。
むしろ、当面の復旧はこれまでの補正と今年度本予算で対応し、来年度本予算を復興予算として本格的に組むことをすべきではないだろうか。
政局や与野党のかけひきに予算が利用されてはたまったものではない。
三村和也