2011年4月 4日
選挙とはなにか
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4月1日から統一地方選挙がスタートした。
今回の統一地方選挙は、東日本大震災の傷がいえない中での統一地方選挙となった。
一部に全国的な延長論もあったが、被災地を除いて当初予定通りの実施となった背景には、そもそも選挙とは何か、ということが根本にある。それは、片山義博総務大臣の発言に現れている。
「民主主義の基本は選挙であり、国民がその権力を生成する神聖なプロセスが選挙である。その選挙執行をいたずらに伸ばしてはいけない。」と。
しがらみや付き合いで投票行動を決める選挙、地縁血縁の選挙、名前を連呼してお祭り騒ぐのが選挙ではない。選挙とは、主権者たる国民が、その権力を形成する唯一無二の機会なのだ。
だから、震災の傷が癒えない時期だからといって延期すべきではない。むしろ、これから10年、20年仕事となる東日本の、いや、日本の復興と再生を、地域で担うその代表を選ぶ機会であるという意味で、その重要性は極めて大きい。
一部の陣営では、活動の自粛などの方針が示されているようだが、私は、そうは考えない。各候補者には、単なる名前の連呼やお祭り騒ぎではなく、政策と情熱を言霊に乗せ、有権者の共感を得るために全力で訴え続けてほしい。
この週末はそんな思いで、各候補の応援に入り、全力で応援し、声も尽き果てた。
次の日曜日が投票日だ。
三村和也