2010年9月30日
予算委員会/尖閣諸島事案
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予算委員長であった鹿野大臣が大臣に就任したものの、国会開会は明日のため、予算委員長の指名は未だなされていないという特殊状況のため、与党予算委筆頭理事の松原仁代議士が予算委員長を代行していて、このことが与党内ではちょっとしたニュースだった。
それはさておき、質疑の内容。
検察への政治介入があったかどうか、等の追求に野党が時間を割くのはやむを得ないのかもしれないが、そうではなく、なぜ今回の事案に対して国家としての態度がこの程度しか取れなかったのか、という本質論を進めなければならない。
経済的自立と軍事的自立、そして自立した外交を行える外交力の蓄積を何十年も怠って来たツケを今回の事件で支払わされたのだ。
今回の事案をきっかけにして、臥薪嘗胆で、東シナ海での権益と安全の確保、米国依存によらない我が国としての自立した防衛力の確立、経済的な自立、戦略的外交力の向上に向けて、建設的な議論を進めたい。
三村和也