JAL集中審議
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◆朝7時から、大先輩田中慶秋代議士からお願いされた、企業経営者のみなさんの勉強会にて講師を仰せつかる。
◆8時20分に会場を飛び出して、横浜駅から東海道線に飛び乗り、新橋からタクシーで国会へ。衆議院前で降ろしてもらって、直接、衆議院分館4階の第18委員室へ。なんとか9時05分スタートの国土交通委員会に滑り込みセーフ。
◆ 委員会の審議はJAL再建問題集中審議。野党から追求らしい追求はないが、大きな論点は、公的資金を投入された企業がダンピング(不当廉売)をしてもいいのか、という点。これは、JALが今年始めの公的資金投入後、「バースデー割特」や「ダブルマイルキャンペーン」など、安売り攻勢をかけていることをさしてのこと。
◆ 税金を投入された企業がその税金を原資に安売り攻勢をやっていいはずがないから、当然、政府は厳しくみていく。公取の竹島委員長から、JAL再建に際して不当廉売(ダンピング)がなされていないか厳しくチェックするという発言があったが、政府として当然のあるべき姿勢である。
◆ さらに前原大臣は踏み込んで、ガイドライン作りを検討するとの答弁もあり、望ましい姿勢だ。
◆ さて、もうひとつの論点は、JALの経営陣に危機感が足りないというもの。ぼくは先日のJAL視察にも呼ばれていないので、実際に見聞きしたわけではないが、JAL社員や他社の方々の話を勘案すると、経営陣、社員も含めて、おそらくそうなのだろう。
◆ 経営陣の刷新や、大幅な給与カットも必要かもしれない。例えば、りそな銀行は公的資金を受け入れる際に、給与を40%削減したという(自民党金子議員による)。6月末予定の更正計画が稲森会長のリーダーシップでどこまで切り込み、そして、国土交通大臣はそれに対して意見をいう権利があるので、そこにどう政府からリストラクチャリングの徹底をいうか、だ。
さて、午後3時からはQTだ。有益な党首討論になることを期待しよう。