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三村和也ブログ

2010年3月15日

中京視察(工場編)

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午後からは、三菱重工の大江工場と小牧南工場へ駆け足のスケジュールの視察。


◆今回の視察の主目的は、MRJ。三菱リージョナルジェットだ。国産旅客機であり、しかも、今後大きく需要が伸びる事が予想されているものだ。


 昨今の航空不況で、昔のジャンボジェット機時代から、燃費の良いリージョナルジェット(100席以下程度の小型機で、近い空路を飛ぶ)への需要が高まって来ている。

ジャンボだと、満席になれば良いが、客が少なくても飛ばさなければならないので、燃料を大量に食ってしまう。これだと、ボラタイル(変動の激しい)航空需要に対応するには、リスクが伴う。


このために、燃費のよいリージョナルジェットの需要が高まっていて、しかも、このMRJは、リージョナルジェットで先行するカナダのボンバルティアやブラジルのエンブラエルよりも、さらに燃料効率が25%程度良いという機種だ。



4年後に市場に出る予定だが、既に全日空と、米国のトランスステーツホールディングスから受注を受けている。


今回見たのは、MRJの実物大模型で、機内のシート等が工夫されて、ジャンボに比べると当然狭い機内なのだが、快適な空間になっている様子が体感できた。


◆旅客機

 MRJにたどり着くまでの日本の旅客機製造の歴史は、戦後、約7年間、航空機の製造がGHQによって禁止され、技術の断絶を余儀なくされたことに始まる。


 その間、三菱重工では、アルミのお弁当箱や釜や鍋を製造して、(←本当に!)技術を伝承していたそうだ。


 その後、60年代にYS-11が世に出たが、その後は、ボーイング社への旅客機の部位の提供が続く。


 現在は、三菱重工では、ボーイング787の主翼部分を造っている。


 今回は、その主翼の製造工程を見せて頂いた。とにかく大きい!その大きな主翼部分をこの大江工場で造り、それを専用の船で名古屋国際空港まで運び、空港から専用の飛行機でシアトルのボーイングの工場に運ぶそうだ。




 これまでの長い技術の伝承をうけて、MRJへとつながるわけで、トップセールスを含めて、海外市場を積極的に取りにいきたいものだ。




◆戦闘機

 小牧南工場では、主に戦闘機の製造とメンテナンスが行われている。ぼくも防衛省にいたので、戦闘機やヘリコプターについては、よくわかっているつもりだが、今回初めて三菱重工が開発したステルスを見せて頂いて、その仕組みには驚いた。(まあ、詳しくは書きませんが。)


 小牧工場からは、柴橋議員も合流したので、工場のラインを視察しながら、柴橋さんと藤田さんと田中さんに、ライセンス生産やFMSの安全保障上の問題点などを力説した。やはり、自国が使用する兵器の技術がブラックボックスであるというのは、安全保障上リスクであるし、メンテナンスに非常にコストと時間がかかるため、運用(オペレーション)にもマイナス。


しかし、今回の視察で、日本の民間企業の努力で、メンテナンスの点では非常によくまわっていることを改めて知ることができた。


こういった技術を捨ててはならない。



◆産業政策と防衛政策

その論点で、今真剣に考えなければならないのが、F-X(次期主力戦闘機)をどうするかだ。


 米国の最先端の戦闘機であるF22は、米国から拒否されたので、選定から外れたが、この選定過程では、我が国の技術の継承と国内産業の視点も、忘れてはならない、というか、入れなければならない。


 性能だけを求めて外国製の最先端の機種を入れると、もちろんコストも大きくなるし、結局、メンテナンスも含めて考えると、運用面からもマイナス要因が大きいのではないだろうか。また、米国の製造戦略に振り回される(陸自のヘリでもあったように、米国が製造を中止したために、メンテコストが跳ね上がったりする事例もある)リスクも考えなければならない。



 旧政権時代は、防衛政策と産業政策を加味して考えるということは、ある種タブー視されていたが、政権交代によって、こういった議論もゼロベースで出来るようになったのではないだろうか。


 最小のコストで最大の国益を追求する。


 そのための政策を常に考えていく。


三村和也

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