2010年3月 4日
ユビキタス光のまちプロジェクトを視察
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市などでは、膨大な数の街路灯を設置・管理しているのですが、従来の水銀灯からLEDに変更すると、消費電力が約1/3?1/4と大幅な省電力化ができるため、今、街路灯のLED化が進められている。ちなみに横浜市でも、17万個近くある街路灯や防犯灯のうち、来年度1万個をLEDに変え、順次進めて行くとのこと。
街路灯をLED化すると、単に環境性能の向上や経費削減だけでなく、スペースが大幅に削減されるので、電球の周りの空きスペースにセンサやカメラ、通信機器などを内蔵することが可能になる。
なので、せっかくだから、このスペースにRFタグや可視光通信などのセンサーモジュールを設置して、歩いている人への情報提供やサービス提供、高齢者の方や子どもへの安全情報などを提供出来るプラットフォームをつくってしまおうというものだった。
まだまだ、端末が使い勝手がいまいちだったり、大きすぎたりといった課題はあるが、可能性を感じる技術だ。ぼくが7−8年前に経済産業省の情報政策課でIT政策をやっていたときに、「これからはユビキタスだ」といって、絵空事を将来イメージで議論していたことが、現実化しつつある感じ。
街路灯のLED化は、電力料金の低減分でペイできてしまうらしい。ということは、自治体に、LED化のインセンティブが発生するから、どうせLED化するなら、ユビキタスサービスのプラットフォームをつけてしまって、そこに民間のビジネスをうまく乗せていければよい。
その他にも示唆に富む知見をたくさん得られた視察であった。
ありがとうございました!
三村和也