2010年1月13日
来年度予算
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財務省政策会議に出席。
菅直人・新大臣の元での最初の政策会議のため、菅大臣から冒頭に挨拶があり、「今年が新政権の正念場であり、旧政権の膿を1年間でしっかりと出して改革していく。」と。
さて、来年度予算は、前政権での21年度当初予算では、一般会計税収として46.1兆円を見込みながら、実際は36.9兆円程度になる見通し。
22年度については堅実な見方をし、37.4兆円程度としている。このため、国債が44.3兆円発行される。これは、「約44兆円以内に国債発行額を抑える」という方針を堅持したものだ。
新政権下での初めての予算編成だが、時間的な制約で100点満点とまではいかないが、以下のようなポイントが挙げられる。
?子ども手当て 半額の月額1万3千円からスタート
?地方への特例交付金や事務費を含めた国負担分として、17,465億円を計上
?高等教育の実質無償化がスタート(3,933億円)
公立高校生の世帯では授業料を不徴収に。私立高校生の場合は、同額程度の就学支援金を支給。
?年金記録問題への集中対応(900億円)
?地域経済の活性化
地方交付税交付金等を5.5%増、経済危機対応・地域活性化予備費として1兆円を計上。これに加えて非特定議決国庫負担行為限度額として(予算の枠外の予備費として)1兆円を準備。
その他、雇用対策、高速道路無料化の段階的実施なども盛り込まれている。
そして、財源についても、基本的に事業仕分けの結果をきっちりと反映されたものとなった。
三村和也