2010年1月11日
成人式 そしてゲーテの言葉
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横浜市の成人式は、新横浜の横浜アリーナで行われる。
ぼくにとっては、じつは人生初めての成人式。
なぜなら、自分のときは、別件があって東京に行っていたので(汗)
そんなわけで、今日の成人式は、紹介も挨拶もなにもないのだけど、とっても楽しみにしていたのです。
ぼくは、新成人の子たちに対して「新成人のみなさん、本当におめでとう!!」的なことを言うのは、そんなに好きじゃありません。
大人になっていく、ということは、無限にあった人生の可能性を狭めていくことだし、大人になるにつれて、責任が大きくなり、苦労が増える。しかも今の厳しい時代に成人になる子たちというのは、おめでたい、というよりも、日本が世界の中で沈没しないために、君たち一人一人が必死でがんばって活躍してくれよ、という想いになる。
それでも、やはり、晴れ着を来てニコニコしている新成人たちを見ると、「おめでとう〜」と声をかける。
さて、今日の成人式では、ゲストの海洋冒険家の白石康次郎さんのお話が、良かったなぁ。
新成人の子たちは、あんまり聞いてなかったのだろうけど、一人でも多くの新成人の子があの話をちゃんと聞いてくれていたら良いなぁ、と思った。
「夢を持たない人なんていない。夢はみんなの心の中にあるもの。だから、自分には夢や希望や志がない、なんていって、外や周りばっかり探しても、夢なんて見つけられっこない。自分の心の中に夢はあるんだよ。」と。
また、
「これから成人になって、苦しい事、辛い事、泣きたくなる事、ってのはたくさんある。そんなときに、困難から逃げようとしても、逃げれない。自分も航海中に嵐にあうと、嵐からは逃げられなかった。しかし、困難を受け入れることは出来る。自分の心は変えることができる。決して去らない嵐はないから、嵐が来ても、いつかは絶対に嵐が過ぎ去る、と思う事は出来た。新成人のみんなも困難から逃げようとするのではなくて、その困難を受け入れて心の持ちようを変えてくれ」
そして、ゲーテの言葉。
「大切なことは、大志を抱き、それを成し遂げる技能と忍耐を持つことである。その他はいずれも重要ではない。」
ぼくは前半にもすごく感じる所があったけど、白石さんは、前半はさっと流して、後半の「その他はいずれも重要ではない」という言葉を重く取り上げていた。
白石さんも何度も失敗したそうだ。「失敗すると、落ち込む。なんで自分だけが、とか、他の人を羨んだり妬んだり。でも、ゲーテの言葉で、失敗したことなんて、重要なことじゃないんだ!と感じた」と。
ううーん、良い成人式だった。
横浜の新成人のみんな、ぼくも、横浜市内最年少の衆議院議員として横浜と日本がこれからも世界の中で輝けるようにがんばるから、君たちもそれぞれの立場でがんばってね!
三村和也