プレス民主新春号
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新年明けましておめでとうございます。
昨年のあの暑い夏の総選挙。国民の皆さまによって、政権交代が選択されました。「政治家のしがらみや既得権益によって機能しなくなった政治をなんとかしないと困る」という皆さまの声が、この政権交代をもたらしたのだと私は認識しています。私は新政権の一員として、私が街頭や路地、学校や病院で、皆さまから直接聞いた声、願いを受け止め、政党や政治家、選挙のためではなく、真に国民のためになる変革を、力の限り進めて参ります。日本の変革はまさにこれからであり、今年2010年がその本番となるのです。
私は、この変革は、税金の使い方を変え、行政(霞ヶ関)の組織と事業を変えることから始まると考えています。
そのエンジンとなるのが、行政刷新会議です。私自身も、平成22年度予算の「事業仕分け人」に、当初選ばれたものの、新人議員のため、外れることとはなりましたが、いずれにせよ、事業仕分けと行政刷新の本番は、これからです。政府のすべての予算や事業、さらには規制のあり方を根本から見直し、行政内部のムダや非効率を全てオープンにし、私たちから見て意義のわからない事業は、国民の皆さまに全て明らかにすることによって、行政の奥深くまで入り込んだしがらみや既得権益を一掃してまいります。そういった手法によって、税金の使い途と予算の編成のあり方を徹底的に見直し、国民の利益の視点に立って、縦割り行政の垣根を排し、戦略的に税財政を組み立ててまいります。
すでに昨年、政権発足直後に、私も所属する国土交通委員会において議論し、これまでは作ることを前提に考えられてきたダムや道路、空港などの公共事業について、本当に必要なものかどうかをゼロベースで見直すことといたしました。今後、大規模な公共事業だけではなく、政権全体で、全ての財政のあり方を根本から見直し、「コンクリートから人へ」の理念に沿ったかたちで、硬直化した財政構造を転換してまいります。
私たちの変革は、戦後60年以上続いて来た政治と行政の常識に立ち向かう、困難に満ちた挑戦です。旧政権の常識にとらわれている政治家や官僚機構を相手に変革を断行することは、明治維新や戦後改革にも劣らない大きな挑戦ですが、皆さまの積極的な政治への参加をいただきながら、本当の意味で歴史を変え、日本を飛躍へと導くために、全力を尽くしてまいります。皆さま、私たちの変革の挑戦にどうかお力をお貸しください。
三村和也