2009年5月 8日
補正審議スタート
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ぼくの所にも、有権者のみなさんから疑問の声が多数届いている。
今日寄付をいただいたSさんも、「またハコものに税金を」と疑問。
その通りだ。経済危機のどさくさにまぎれて、普段では財務省主計局に決して認められないようなスジ悪な各省庁の事業が、15兆円の中に容赦なく入れ込まれている。
これでは、15兆円近く国民の借金を増やして、「税金のムダ遣い」をせっせと増やしているだけだ。
なぜこんなことになるのか。
自民党の政治家が、15兆円という数字だけ決めて、中身を詰める能力も気もないからだ。霞ヶ関の官僚依存の自民党政治が、税金のムダ使いの原因である。
ちなみに、ぼくも官僚だった。官僚が「悪い奴」だと言っているのではなく、組織としての霞ヶ関の官庁が決める政策というのは、個別の省益(=○○省のハコもの施設を増やす、△△省の天下り先を増やす等々)が何にも増して優先されてしまう、ということだ。それに乗っかっているのが、自民党の政治だ。
本当は、需要サイド=消費者=国民のお財布を直接刺激するシンプルな政策、しかも、定額給付金のような一時的なバラマキではなく、減税や医療、子育ての負担軽減、年金減税、といった、将来の不安をなくす政策にカネを使わなければならない。
西区のTさんからは、
「これまでの少子化担当大臣は何か1つでも成し遂げたことってあるのでしょうか?
西区の杉の子幼稚園の園児募集が15人のところ10倍以上の希望があるようです。これが安心して子育てできる社会なのでしょうか?
横浜西区で分娩してくれる病院は、今やけいゆう病院しかなくなってるそうです。そのけいゆう病院も妊娠5週目、6週目の早期に分娩予約をしても予約がいっぱいで断られるケースがあるそうです。これが安心して子育てできる社会なのでしょうか?」
とのご意見をいただいた。
15兆円の税金を使うなら、そういったところにこそ使わねばならない。
しかし、霞ヶ関の官僚依存の自民党の政治家にはその能力がない。
南区のAさんからは、自民党/霞ヶ関の統治機構の仕組みについて、本質的なところをつく質問をいただいた。
「本日(5月8日)の国会、衆議院予算委員会での民主党細野議員からの質問についてです。
文科省から提出されていた予算(補正か追加かは不明)について600億円を超える規模の
施設建設についてと思われます。必要なものではあるかは、詳細が不明なので分かりませんが
細野議員から財務省主計局へ書面での回答を求めた際に「A4用紙一枚」のものでありました。
主計局から国会議員への回答とは国から国民への書面による説明ではないのでしょうか?
私たち一般企業からお客様や上司に会社の金銭の使い道やお客様からお預かりしている
資金の使途については、数枚ときには数十枚の予算書や稟議書が必要です。
まして、主計局といったら国税庁よりもお金の使い道に厳しい役所ではないのでしょうか?
三村さんも官庁にお勤めの経験がおありのようですので、そのあたりどのようにお考えなのか
お聞かせいただけましたら、幸甚であります。」
ぼくも経験があるが、自民党の政治家には厚く、野党には情報は最小限しか出さないのが、霞ヶ関の常識である。
その根底には、政権交代がない日本という国の統治は、「自民党ー霞ヶ関」が一体化して行われて来たという仕組みがある。
つまり、国民から選ばれているとはいえ、野党の国会議員は為政者ではない、というような実態。これこそ国民不在の「官僚国家」と言われるゆえんである
何度も同じことを言ってしまうが、だから、政権交代が必要で、国民の力で政治が変われば、霞ヶ関も変わる。変わらざるを得ない。
個別の省益を優先させて税金のムダ使いを増殖させるのではなく、国民に選ばれた政治が政策を決めて、それを実行せざるを得なくなる。
日本を動かす時が来た。
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日本を動かす時が来た
三村和也