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最近、自民党の衆議院議員の動きが喧しい（かまびすしい）。

麻生太郎の支持率が急落したことで、「新党だ！」とか、「国民は、政界がひっくりかえるような再編を望んでいる！」だとか。

しかし、これって、今まで、政権与党の湯につかって、甘い汁を吸い続けていた、とはいわないが、いずれにせよ、国民のために真剣になって改革に取り組むことをせずに、権力の座に安住してきた輩が、国民から見放されそうになったとたんに、「われ先に！」と、泥船から逃げようとする、あたかも、悪いのは麻生太郎ひとりだといって、責任を麻生さんに押し付けているという構図だ。

ぼくは、こういう政治家は本当に信用できない。

巷やテレビでは、政界再編論がよく出るが、疑似政権交代ともいえる政界再編では、結局、権力の座についている政治家が変わらず、本当に「政治が変わる」ということはないと思う。

さらに政界再編では、民主主義社会で最も大切な、「権力の正統性を国民が与える」ということがない。これがなければ、新に国民主体の政治は生まれず、結局、官僚依存の何も変わらない政治が続いてしまうことを大いに危惧する。

最も大切なのは、国民が直接権力を行使して、政治を変えること。政治を変える力は、国民にしか、ない。権力にしがみつこうとする政治家の、疑似「新しさ」的な、老練な手管に乗っかっては、結局何も変わらない。

日本を動かす時が来た

三村和也